子連れに最高!大型客船クルーズの旅 驚きのキッズサービスとは?日本発着コースも!
最近、脚光を浴びているクルーズの旅。でも、高級そう、敷居が高そうと思っている人も多いのでは?
しかし、実際はファミリー向けの客船もあるんです!イギリスで子育て中のライターはるこが、1歳と4歳の子連れで参加したクルーズ旅行をレポートします。驚きのキッズサービスとは?
INDEX
クルーズ船は”動く超大型ホテル”
クルーズ船は、さながら”動く超大型ホテル”。基本的には、色々な国や都市を海路で回り、各港で下船して観光やレジャーを楽しみ、夜は船内の部屋に泊まるというもの。朝、目が覚めると昨日とは違う国や都市に来ているのです!
客船は、カジュアル、プレミアム、ラグジュアリーのクラスに分かれており、航路や期間も様々です。ヨーロッパなどの外国船と日本船でも雰囲気は異なります。
日本では、横浜の大桟橋などにクルーズ船が寄港していて色々な船が見られますね。
中でも子連れファミリーにオススメするのは、外国船のカジュアルクラス。子供向けの施設やイベントが充実しており、大人も子供も楽しい時間を過ごせること間違いなしです。
なぜクルーズ旅行が子連れに最高なの?
例えば…
・色んな観光地に行けて移動が楽
・プールなど充実した施設とエンターテイメント
・フルコース含め、食事が食べ放題
・託児所、キッズルーム・イベントがある
・大人の愉しみもある(カジノ、エステ、バー、パーティー)
クルーズ旅行では、船内で遊んだり、寝ている間に移動しているので、子供が交通機関で飽きることがありません。寄港地に到着すると、部屋のクローゼットに荷物を置いたまま、身軽に観光ができます。疲れたら船に戻ることも簡単な、「楽チン旅行」なのです。
さて、私が実際に乗船したのは、「コスタ・クルーズ」。コスタはイタリアの船で、なんと13歳未満はクルーズ代金が無料(諸経費除く)!今回のコース、エーゲ海7泊8日についてレポートします。コスタクルーズは日本にも寄港していて、日本発着のコースもありますよ。
機能的な船内の部屋。バルコニーで朝食も
船内の部屋(キャビンと呼ぶ)は内側、海側、バルコニー、スイートとあります。今回はバルコニーが付きの部屋に宿泊しましたが、どの部屋にもトイレ・シャワー、テレビなどが基本的な設備が備わり、普通のホテルと同じ。
部屋の広さは16平米〜(定員2〜4名)となり、大人2人と幼児2人でも十分な広さでした。バルコニーにはテーブルもあり、朝食のルームサービスも頼むことができます。
フルコースも無料!船内の食事
食事は基本的に代金に含まれています(一部レストラン・ドリンクを除く)。
朝食ブッフェやピザやバーガーなどの軽食、ブッフェランチ、スイーツのほか、フルコースのディナーまで全て無料!もちろんキッズメニューもあります。頼めば離乳食の提供も。
子連れでコース料理を楽しめるのは嬉しいところです。そして、船内ではいつでも食べ物を提供しているので観光のスケジュールに合わせて食事を選べるのもポイントです。
キッズ用メニューも前菜、パスタ、メイン、デザートのコース仕立て。イタリアの船だけあって、子供用のラビオリも本格的な美味しさです。
朝食はブッフェの他に、出来立てを提供するレストランもありましたよ。
プールやスパ、シアターなど充実の施設
子連れで人気なのは、やはりプール。子供用のプールでは水着のまま遊べる遊具コーナーも!
5月で外は寒い日もありましたが、水は温水でした。室内プールもあり、プールサイドでリラックスしたり、ジャグジーやブールバーも楽しめました。
他にも大人向けにはカジノ、ディスコ、エステ、ライブラリー、ワインバーやピアノバーなどなど。シアターではマジックやダンスなど様々な演目があります。全ての設備はとても使い切れないほどです。
託児サービスやキッズイベントが充実
3歳以上の子供は船内の託児所に無料で入れます。驚いたことに、託児時間は深夜12時まで!専門のスタッフが、食事などの子供のお世話をしてくれます。子供用のパーティーやショーに参加したり、ゲーム大会をしたりと子供は楽しそうに過ごしていました。これなら夫婦だけでバーやカジノ、パーティーに行くことも叶いますね。
船内での過ごし方と観光(エーゲ海7泊8日体験談)
1日目:イタリアのベニス港から夕方に出港。船上から眺めるベニスの街の美しさに感動!普段は見ることができない角度から観光できるのも船旅ならではです。
19時、フルコースのディナーへ。レストランは子供にフレンドリーで、楽しい食事ができました。食後はプレイルームで遊び、就寝。
2日目:バルコニーでルームサービスの朝食を。船内を散策するうちに、イタリアのバーリへ到着!古い教会や旧市街を観光します。ここではオプショナルツアーに参加して、世界遺産のアルベロベッロ観光へ行く方も。船内のプールで遊び、子供は就寝。パパはロビーのバーで一杯。
3日目:ギリシアのコルフ島へ到着。古い要塞やお洒落な港町を観光し、船へ。船内ではギリシア料理のブッフェコーナーが。観光中は混雑でレストランへ行けなかったので嬉しいサービスです。味も本格的でした。
4日目:サントリーニ島へ到着。幻想的な青と白のコントラストの街並みを散策します。船に戻りレストランへ行くと、絶景の夕日が!夜は、子供はシャボン玉ショー、大人はダンスショーで盛り上がります。
5日目:ミコノス島に到着。迷路のような可愛い街で買い物をして、美しいビーチでひと泳ぎ。夕方に船に戻り、ディナーへ。
子供をキッズエリアで遊ばせて、寝かしつけたあと、ドレスコードが全身白のホワイト・パーティーに参加。クルーズでは、時々ドレスコード(厳密ではない)があり、そのコーディネートを家族でするのも楽しいですね。
6日目:終日航海。
世界の朝食フェアにて、ノルウェーやメキシコなどの朝ごはんを体験。子供をキッズエリアで遊ばせ、ママはエステへ。
この日は、ダンス教室やヨガ、バスケットボール対戦など各所でイベントも目白押しです。
娘の昼寝の間、部屋のテラスで海を眺めてのんびり…。夜はベネチアの仮面パーティーが催され、子供にはチョコレート・パーティーが同時開催されていました。
7日目:クロアチアのドゥブロヴニクへ。旧市街地にてクロアチア料理のブランチをいただきます。世界遺産の城壁からの眺めはまさに”魔女の宅急便”の世界でした!
最後の夜は正装をして、フォーマルディナーへ。子供もドレスを着て食事をするのは初めてで、いい体験になりました。
8日目:ベニスへ帰還。
最後に
何だかワクワクしませんか?有名な観光スポットをつまみ食いし、船でのんびり、時にアクティブに過ごす、クルーズの旅。今回は海外周遊コースを紹介しましたが、日本周遊コースでも船内はほぼ同じです。どちらを選んでも、外国船に乗船すれば、そこはもう海外の雰囲気です!日本発着コースなら和食もありますよ。
コスタクルーズ以外にもたくさんの客船会社がありますので、チェックしてみてください。
コスタクルーズ(クルーズ旅行専門会社 クルーズプラネット)
ベストワンクルーズ(子供向け施設クルーズ特集)
ライター はるこ
ロンドン在住2児の母。夫の転勤で渡英し、3才男の子を現地の幼稚園へ通わせながら、1才女の子を育児中。
UZUZU[ウズウズ]で、ロンドンの子育て情報を取材・レポートしています。