おいしく食べれる ファスティング 「delifs!(デリファス)」ほか斬新な食サービスを考案 ── たべかた 板橋里麻さん|UZUZUラジオ vol.3
子育て中のママに届けたい。2019年6月15日(土)のUZUZUラジオのテーマは「おいしく食べれる ファスティング delifas」!
毎週第3土曜日(10:30-10:55)、レインボータウンFMにてUZUZUのラジオコーナーを生放送しています。毎回、親子の好奇心をくすぐる商品やサービスを展開している人をお呼びして、その企画が生まれた「思い」を聞いていきます。
今回ご紹介するのは、たべかた 代表の板橋里麻さんです。管理栄養士のスキルを活かし、「食」に関わる事業を展開中。なかでも、常識を覆す「おいしく食べれる ファスティング delifas!(デリファス)」は産後太りでお悩みのママたちにもぜひ試してほしいサービス。そして2019年発売の新商品、赤ちゃんから大人まで一緒に食べれる「離乳食ベースBaby base Table」についても、お話をうかがいます。
(詳しいラジオ番組聴取方法は、このページの一番下へ)
INDEX
十人十色の食生活に寄り添う、あたらしい食サービスをつくる
板橋里麻さんは、岐阜県出身。短大でと2年間のインターン(実務経験)で、食にまつわる高度な知識と技能を学び、「管理栄養士」の国家資格を取得しました。
ベンチャーでダイエット支援サービスの立ち上げと拡大を経験した後に、フリーの管理栄養士として独立。企業のレシピ開発や、食事カウンセリングなどの仕事をしながら、2013年秋に男の子を出産しました。
産後、家にいる時間が増えた時に、板橋さんが考案し、実験的に開発・提供してみたところ大ヒットしたという食サービスが「おいしく食べれるファスティング delifas!(デリファス)」です。
「ずっと、パーソナルな食事のカウンセリング支援サービスを手がけたいと思っていました。健康の悩みや食生活は、十人十色。
その人に合う具体的かつ役立つアドバイスを、専門家が知識を踏まえてきちんと提案し、その人の生活を、健康で元気にするサービスを提供したい」
── 食のスペシャリスト、板橋さんには、そんな思いが常にあったといいます。
「ファスティング」とは?
いまや美容界で話題の「 ファスティング 」。
英語では「断食」の意で、体重を落とすだけでなく、日頃余計なものを取りすぎている身体をリセットするためのダイエット方法です。酵素ドリンクを使って行うものや、断食道場で行うものなど、さまざまなファスティング(断食)があります。
板橋里麻さんも、食の専門家として10年ほど前から「 ファスティング 」に注目していました。
パーソナルな食事カウンセリングを提供したいけれど、日本人にはお金を払ってまで健康管理する風土がない。そこで、人々から強いニーズのある「ダイエット効果が見込める」など、わかりやすいものとセットで食事や健康管理のサービスを提供することを考えました。そんな時に海外の論文から知って、注目したのが「 ファスティング 」でした。
まずは、自身で酵素ドリンク、断食道場のファスティングを実際に体験してみたという板橋さん。実感したのは次のようなことでした。
「たしかに、体が軽くなるし、内臓脂肪がとれる。
ただ、食べない(=ストイックな)断食とは違う方法を提案できないかな?
と思いました。 ”食べる”ことは人間のカラダに必要なことだから」
そこで、板橋里麻さんが考えたのは、「おいしく食べるファスティング」だったのです。
おいしく食べれるファスティング「 delifas!」が美容誌で話題に!
板橋さんが考案した「おいしく食べれる ファスティング delifas!」は、3日間のファスティング期間に、朝はスムージー、昼は有機野菜のたっぷりサラダ、夜はスープという3食×3日間のファスティング食材キットを届けます。
果物・野菜中心の身体にいい食材を使った3日間レシピの食生活をおくることで、美味しく食べても、しっかりファスティング(断食)効果を出すことができる。
───そんなあたらしいファスティングを考えたのです。
その3日間のファスティングに、管理栄養士がLINE@を通じて寄り沿うパーソナルカウンセリングをセット!
毎日のお食事に専門的なアドバイスを提供する1ヶ月または3ヶ月のプログラムで、ダイエットの結果を出すことと、リバウンドしにくい健康的な身体づくりのサポートを目指しました。
ふだんの食事とこのプログラムが終わった時に「なりたい自分」を伝え、具体的なアドバイスを受けます。
こんなサービスがあったらよいのでは?
2015年、トライアルで身近な人へモニター提供して、感想を集めていたところ、モニター体験した人が「これすごくいい!」とFacebookに感想を投稿。それを、ライターさんが注目して新創刊のフリーペーパー記事に掲載。そこから、「ジュースクレンズじゃないファスティングがあるらしい!」と美容ライターさんたちの注目を集め、ViVi、SUPER、anan...など、女性誌10誌ほどに取り上げられ、一気に話題となりました。
少し解凍しておき、朝、ミキサーにかけていただく。手間いらず!
体重増が止まらない!?産後太りの女性からも注目 。編集スタッフも体験した結果は?
2015年、いきなりクチコミで話題となりスタートした「おいしく食べれる ファスティング delifas!」。
女性はもちろん、男性の経営者も、Delifas!で「1ヶ月で3kgダウン」「3ヶ月で7kgダウン」など、続々と結果を出しているそうです。
今回、UZUZUがこのサービスをおすすめしたいのは、産後太りでお悩みのママさんです。
女性は、産後の授乳期は、どれだけ食べても太らない夢のような期間を過ごしますが、授乳明けにそのペースのまま食べていると、急激に体重が増えてしまうことがあります。産後、骨盤が開いてしまうことも原因になったりしますが、・・・とにかく体重が落ちない!
UZUZU編集部にも、そんな産後ママがいました。産後の授乳明けに、気づけば体重は8kg増に悩んでいたスタッフが。「おいしく食べるファスティングDelifas!」のことを聞いて、実際に1ヶ月体験してみました。
上の図が、編集部体験結果です!58kg→54kg台とマイナス3kgを達成。産後の悩みのむくみも解消されました。
3日間のファスティング前後に準備食・回復食をいただくのですが、その間からみるみる体重が落ちていきました。
1ヶ月間のうちには、春休みのスキー旅行や海外家族旅行予定もありましたが、「旅行先の食事は楽しみましょう!その代わり、戻ってきてからしっかりリセットです」など、無理のないアドバイスに勇気付けられ、続けることができました。
「2ヶ月以上経っても、当初より3kgマイナスをキープできています。
管理栄養士さんに毎日の食事のアドバイスをもらえて、自分の食事の適正量がよくわかり、野菜や果物、発酵食品を多くとるように意識が変わったんです。
ママである私の食意識が変わったことで、家族に出す食事も栄養バランスがよくなりました!家族みんなの食事まで改善し、ダイエットもできて、大満足でした」
(体験したUZUZU編集部スタッフの感想)
1ヶ月のサポート期間中、管理栄養士さんがLINEでサポートしてくれるのが心強い!毎食の食事を報告すると、それに対する具体的なアドバイスが送られてきて、食の意識・知識が高まります。
UZUZU編集部が実際に体験したファスティング時の、朝食(右:スムージー)と昼食(左:サラダ)。お昼もサラダだけなのに、有機野菜が美味しくてビックリ。断食モードで食感も研ぎ澄まされて
「こんなに野菜って美味しいんだ」と意識が変わりました。
管理栄養士さんの活躍の場を増やしたい。たべかた設立。
斬新なコンセプトで一気に話題になってしまった「Delifas!」。その流れにのって板橋さんは、2016年、株式会社たべかたを設立しました。
delifas!を広めていくこと、個人への食事アドバイスを一緒に進めてくれる管理栄養士さんの登録を増やしていくこと、また、食にまつわる事業を複数展開していくことを考えての展開です。
「管理栄養士さんにもっと活躍の場を与えていきたいと前々から考えていました。」
板橋さんはそう話します。
「欧米に比べて、日本の管理栄養士さんの社会的地位はあまりにも低い。合格率14%と、取得が難しい国家資格の専門職なのに、活躍できるフィールドが限られている。たべかたが展開する「食」サービスで、給食の献立づくりや病院勤務以外にも、管理栄養士さんの活躍できる場所を広げていけたらと思っています」
離乳食キット開発へチャレンジ 「Baby Base Table」
そんな板橋さんが、2019年発売予定で、現在、開発しているのが「Baby base Table」。
コンセプトは、赤ちゃんも、幼児も、大人も、みんなが食べれる離乳食ベース。
「赤ちゃんが食べれるものは、家族みんなが食べれるもの。
家族みんなが同じものを口にして、「美味しいね」「すっぱいね」と食卓の会話を重ねることで、赤ちゃんの味覚を育くんでほしい」
そんなお母さんらしい「食育」への思いがこもったこの商品。実は、たべかたに登録している管理栄養士さんのお子さんを子育てした経験から、「こんな離乳食商品を出したらどうかな?」という発案があったそうで、その思いに板橋さんも賛同。たべかたの新商品として開発しているのだそうです。
「五感を育てる」「脳の働きを活発にする」など、管理栄養士によって考え抜かれた食材で、野菜を一時加工した離乳食ベースをレトルト殺菌加工してパッケージ。常温で長期保存が可能です。
忙しいけれど、ちゃんとした食事を赤ちゃんに与えたい。
毎日のことなので、バリエーションも欲しい。
そんな想いに応える、離乳食素材のレトルトキット「Baby Base Table」。
これまでの「大人」の食事をとりわける・・・という離乳食の発想から、子供を食事の中心に考えて、そこから、みんなで同じものを感じて、食べる。そうした、あたらしい発想の食サービスを展開してみたい。
例えば、赤ちゃんの離乳食の食事をベースに、家族の食事を作るということ。
トマトベースなら、赤ちゃんには「トマトうどん」、大人の食事にはそのトマトを白身魚のソースに添えて、同じ食卓に並べる。
「Baby base Table」はニューロ株式会社の協力のもと、AIを活用したママの「食事」にまつわる悩みに専門知識家のアドバイスやレシピ提案をするアプリもセットで提供してゆく予定です。
「食」にまつわるサービスに展開する、たべかたの板橋さん、今後の展開にご注目ください。
関連情報
おいしく食べれる ファスティング Delifas! (デリファス) 公式サイト
https://www.delifas.com/管理栄養士さんが考案するヘルシーなお弁当販売中 delifas DELI
https://www.delifas.com/delifas-deli<店舗情報>
東京都中央区日本橋本町3-3-3 1F
営業時間:平日 8:00~16:00 (フードメニューは11:30〜)
食べログページはこちら
日本橋の店舗「Delifas! DELI」では、管理栄養士が考案した太りにくくて、栄養バランスのよい「ベジおにぎり」、スープ、スムージーも販売中。
東京都中央区日本橋本町3-3-3 1F (営業:平日8:00-16:00)
株式会社たべかた 代表取締役 板橋里麻さん
岐阜県出身。短大でと2年間のインターン(実務経験)で、食にまつわる高度な知識と技能を学び、「管理栄養士」の国家資格を取得。
2005年から「クックパッドダイエット(現サービス名:フィッツ・プラス)」の前身サービス「eバランスダイエット」を提供するベンチャー企業(アグライア)で、ダイエット支援サービスの立ち上げと拡大を経験。その後は、フリーの管理栄養士として独立、企業のレシピ開発や、食事カウンセリングなどの仕事をしながら、2013年秋に男の子を出産。
2015年、考案した「おいしく食べるファスティング、delifas!」が大ヒット。
2016年、株式会社たべかた設立。
株式会社たべかた
UZUZU編集部
UZUZU[ウズウズ]は、親子の好奇心をくすぐるWebマガジンです。かけがえのない「子育ての時間」をワクワク・楽しいものにする情報をお届けしています。
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