2019年3月1日 text by:UZUZU編集部
どれにする? いつから持たせる? 子どもの携帯事情
小さな頃からスマホやタブレットに慣れ親しんでいる現代っ子。「小さい子どもにそのようなものを…」と考える世代もいるかと思いますが、ライフスタイルの変化に伴って通学や通塾の兼ね合いから子どもに携帯電話を持たせる必要があるのも事実。ここでは子ども向け携帯電話をご紹介します。
INDEX
子どもに携帯電話を持たせるタイミング
今や中高生は当たり前のように持っている携帯電話やスマートフォンですが、いつから持たせるべきか悩みますね。
最近は緊急時の連絡手段や防犯目的で持たせる保護者が増えているとのこと。特に、通塾など一人で行動する回数が増えたり範囲が広がったりするタイミングで、購入することが多いようです。
一方で、悩みもありますね。すぐに壊すのではないだろうか、勝手にインターネットに接続するのではないか、無用な連絡を友達同士で取るのではないか、それがトラブルを招くのではないか…など。でも、親子でしっかりルールを決めておくことや、親があらかじめ設定することで、多くの不安は解消されるでしょう。GPSや防犯ブザーなどの安心機能がついている機種もあるので、用途に応じて選ぶといいのではないでしょうか。
大手3社が出すキッズ携帯
子ども向けに作られた俗に言う「キッズ携帯」。docomo、softbank、auの3社から発売されています。
例えば小学校に上がるタイミングでの購入を検討するときには、機能や使いやすさの面から最初の1台として選ぶ保護者も多いでしょう。
docomoキッズケータイ F-03J
<特徴>
2.0インチディスプレイ
カメラ機能なし
約80g
防犯ブザー・GPS搭載
防水・防塵
https://www.nttdocomo.co.jp/product/kids_junior/
softbankキッズフォン
<特徴>
2.8インチディスプレイ
カメラ機能 約500万画素
約110g
防犯ブザー・GPS搭載
防水・防塵
https://www.softbank.jp/mobile/special/kids-junior/
au mamorino5
<特徴>
2.8インチディスプレイ
カメラ機能なし
約108g
防犯ブザー・GPS搭載
防水・防塵
https://www.au.com/mobile/product/featurephone/mamorino5/
家族割引や家族間同士の通話やメールの利便性から、既に家族が持っているキャリアを選ぶ場合が多いかと思いますが、いずれも防犯ブザーやGPSの機能がついています。
auとTONEモバイルのキッズスマホ
大人がスマートフォンを使っていると、子どももスマートフォンを欲しがります。現在、小・中学生向けのスマートフォンはauかTONEモバイルの2社が販売しています。一般向けのスマートフォンとの違いは、子ども向けに制限機能が標準装備としてついていることです。
au ミライエフォルテ
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<特徴>
防犯ブザー付
安心ナビ加入でGPS機能付与可
GooglePlayの利用可
フィルタリング機能有
利用制限有
月データ通信容量上限 2GB
https://www.au.com/mobile/product/smartphone/kyv39/
TONEモバイル
<特徴>
GPS機能付
GooglePlayの利用可
フィルタリング機能有
利用制限有
月データ通信容量上限 無制限
保護者からの遠隔操作可
利用状況の確認可
TONEモバイルはいわゆる「格安スマホ」に分類されます。
本体価格はau ミライエフォルテが21,600円に対してTONEモバイルは29,800円ですが、格安スマホである分月額に差があります(ミライエフォルテ 4100円 TONEモバイル2343円)。
保護者ができる対策はあるか
キッズ携帯の場合は、緊急時の連絡用として持たせる、防犯ブザーとしての役割も兼ね備えている、というように主に家族とのコミュニケーションを目的として利用することが多いですね。それに対してキッズスマホの場合は、いくら「キッズ」だといえどもスマートフォンであるので、携帯電話よりも多くの機能を備えています。スマホ依存やSNSを通したトラブルを心配する保護者も少なくないでしょう。
では、その使用に際して保護者ができる対策とは、何でしょうか。
たとえばKDDIの提供する、このようなサイトがあります。
子ども向け、保護者向けそれぞれに「安全に利用するため」の情報が掲載されています。
幼児・小学生・中学生・高校生ごとにどの機能を制限するのがベターか、なども細かく記載されいるので、参考にするといいかもしれませんね。
KDDI スマホ・ケータイ安全教室 http://www.kddi.com/family/
安心・安全に使えば怖くない
子どもに携帯電話やスマートフォンを持たせることに利便性を感じる反面で、不安を感じる保護者も多いでしょう。
でも、年齢に応じた機種を選ぶことや、保護者の管理下で使用すること、家族で使用のルールを作ることなどで、安心・安全に使うことができます。むしろ、その利便性や安全機能を最大限に活かすことができるでしょう。
通塾など一人で行動する回数が増えたり範囲が広がったりする時期が持たせどきかもしれませんね。
UZUZU編集部
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