2019年2月1日 text by:黄野いづみ
【簡単工作】「 はまぐり 」でオリジナル貝合わせを作って遊ぼう!
3月3日は桃の節句、ひな祭り。ひな祭りのご馳走と言えば、ちらし寿司に、蛤のお吸い物、白酒、菱餅、雛あられ。
桃の節句にはまぐりをいただくのは、はまぐりは対になっている貝殻でなければぴったりと合わず、そのため仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められているためなのだとか。
今回は、その「 はまぐり 」を使って簡単に作って子供とできる、遊びをご紹介しましょう。小さな子から小学生まで楽しめる工作遊びです。
桃の節句に「 はまぐり 」のお吸い物をいただいたら……
はまぐりの貝殻を使った遊びが、平安時代から伝わる貝合わせ。
貝合わせはもともと、貝殻そのものの美しさを競う遊びだったそうですが、その後貝殻の内側に歌や絵を描きそれを伏せて並べ対を探す“貝覆い”となり、今ではこのトランプの神経衰弱に似た遊びを貝合わせと呼ぶようになったようです。
ひな祭りは女の子のためのお祝いですが、男の子のご家庭でも、桃の花を飾ったり、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物を用意すると、季節感を味わえるのでおすすめです。
はまぐりを食べ終わったら、きれいに洗って、オリジナル貝合わせを作ってみましょう!
はまぐりのオリジナル貝合わせの作り方
用意するもの
・大きめのはまぐり5個以上(できるだけ同じ大きさ、同じ柄を選びます)
・油性ペンまたはアクリル絵の具
作り方
1. はまぐりは中身を美味しくいただき、殻をきれいに洗います。重層で洗うとにおいも落ちます。
2. 対になる貝殻を揃え、神経衰弱をイメージしながら内側に絵を描いていきます。「同じ形」や「同じ数字」にしても良いですが、「動物」と「その動物の住むところ」や「食べ物」、などのマッチングも面白いですよ。「うさぎ」と「人参」のように。
お子さまの年齢に合わせて描く内容を決めましょう。この、お子さまとの相談のプロセスも楽しいものです。
3. オリジナルの貝合わせが完成!
できあがったオリジナル貝合わせを全てを伏せ、神経衰弱の要領でペアになる貝殻を当てて遊びましょう。
まとめ
貝の表面の模様ですぐに分かってしまうのでは? と思うかもしれませんが、意外にもそんなに簡単に合いません。神経衰弱としての楽しみ方もありますが、マッチングの学習にもなるのでテーマをいろいろと考えてみてください。
ぜひ親子で、制作&遊びをお楽しみくださいね。
ライター 黄野いづみ
10年間の出版社勤務を経て独立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、遊びの提案、豊かな感性や表現力、発信力の育成、子どもの心を育むコミュニティ運営などを展開中。ママそらディレクター、ピープルビヨンド(株) 取締役。2010年生まれの男の子&2016年生まれの男の子、二児の母。
http://mamasola.net/