【おでかけ】東京で、ホタル鑑賞を楽しもう!おすすめスポット 10

親子体験

2019年6月13日 text by:UZUZU編集部

【おでかけ】東京で、ホタル鑑賞を楽しもう!おすすめスポット 10

夏の初めにしか見られない天然のイルミネーションといえば、なんでしょう?そう、ホタルです!この夏はホタルの美しさを、お子さんと一緒に体感してみませんか。
清らかな自然の中で暮らすホタルですが、東京でも会うことができるのです。今回は都内でホタルを鑑賞できる一押しスポットと、おすすめの本についてご紹介します。

東京でも、蛍鑑賞ができる!おすすめの鑑賞時期と蛍の種類

東京でホタル鑑賞を楽しもう!

ホタルといえば初夏の風物詩ですよね。「ホタルが夏を連れてくる」というロマンチックな言い伝えもあります。具体的には、5月の終わりから6月のはじめ頃が、野生のホタルが最も元気に飛び交う時期です。

今の地球で生息するホタルの種類は2000種類にも登り、日本にいるのはその内の約50種類です。都内のホタル鑑賞イベントでよく見られるのは、ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの3種類。姿形もそうでずが、光り方にもそれぞれ個性があります。ホタルが好きなお子さんの中には、光って飛んでいる様子を見ただけで種類を言い当てられる子がいるのだとか。まるでホタル博士ですね。

さて、ホタルはとてもデリケートで臆病な虫です。大きな音や、自分よりも大きくて強い光を浴びると、怖くなって隠れてしまいます。鑑賞中の話し声や、カメラのフラッシュなどに気をつけましょう。また、本来は捕まえられないことが多いですが、イベントによっては触れ合わせてくれたり、飼育用に持ち帰らせてくれたりする場合があります。イベントの公式情報や、スタッフさんに話を聞いて確認してみてくださいね。

おすすめ鑑賞スポット 10

久我山ホタル祭り

東京でホタル鑑賞を楽しもう!2

ホタルの住める環境がどんどん少なくなってきている一方、養殖を行なってホタルを増やす活動も進んでいます。「久我山ホタル祭り」で見られるのは、約2000匹のホタルの放流です。
会場は神田川・玉川上水・中央緑地公園・久我山稲荷神社など複数に分かれており、屋台なども出ています。ホタル鑑賞は散策するタイプと、カゴで鑑賞するタイプが用意されているので、好みの方法でホタルの光を味わうことができますよ。

日時:2019年6月15日(土)・16日(日)

場所:神田川会場/玉川上水会場(ホタル鑑賞会場)
   中央緑地公園会場/久我山会館会場(縁日・イベント会場)

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せたがやホタル祭り (世田谷代官屋敷)

東京でホタル鑑賞を楽しもう!3

「3000匹のホタルの輝き」を想像したことはありますか?「せたがやホタル祭り」では、毎年特性のホタルドームが設置され、夕方のやや明るい時間からホタル鑑賞を楽しむことができます。
ここで見られるのは、小さくて優しい、フワフワした光り方が特徴のヘイケボタル。まるで宇宙空間に迷い込んだような、幻想的な世界に浸ることができるのです。その美しさを一目見るために、毎年3万人近くの人が集まります。

時期:毎年7月中旬
開催:2019年7月13日(土)、7月14日(日) (日程確認済み)
   13:00 – 21:00 (※ホタル鑑賞 17:40ごろ~21:00
)
場所:世田谷区世田谷1-23-18 世田谷代官屋敷

<電車のアクセス>
・東急世田谷線、上町駅 徒歩10分
<車のアクセス>
・首都高速4号新宿線、永橋ICから5km
※駐車場無し

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わんぱく王国 「ほたる観賞の夕べ」(東京・墨田区)

大人にとってはなんてことはないけれど、子どもたちにとっては遊び場いっぱいの楽園、それが墨田区の「わんぱく天国」です。スカイツリーからも近いこの場所で、毎年7月上旬に「ほたる観賞の夕べ」というイベントが開催され、ホタルを見ることができます。
いつもの遊び場に突然現れたテントに入ると、そこはもうホタルたちが飛び交う光の空間。ホタルとそっと触れ合う、貴重な体験もできるので、「次はいつホタルに会える?」と毎年心待ちにしている子どもたちが大勢いるそうですよ。

時期:7月上旬 

場所:墨田区押上1−47−8

元ハンガリー大使館公邸の蛍鑑賞会 Q.E.D.CLUB (東京都目黒区)

東京でホタル鑑賞を楽しもう!4

Q.E.D.CLUBは、以前ハンガリー大使公邸として使われていた建物を造り替えたレストランです。初夏には池のある庭にホタルが現れて、淡い光を放ちます。虫カゴを持って鑑賞に来ると、ホタルを一匹だけもらうことができますよ。
「蛍の夕べ 〜 Family Night」は、お子さんのいるご家族のための催しで、ブッフェを楽しめます。赤ちゃんがいるご家族には離乳食のサービスも(予約制)。情緒ある風景と美味しい料理で、少し贅沢な夜を過ごしてみてはいかがでしょう。

時期:5月下旬〜6月下旬

場所:目黒区中目黒1−1−29

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「天の川蛍祭」(港区白金高輪)

東京でホタル鑑賞を楽しもう!5

暗闇で一緒にホタルを探すのもいいけれど、一度はたくさんのホタルが一斉に光る様子を見せてあげたい。そんな夢をお持ちのお父さん、お母さんにオススメなのが、テントの中でのホタル鑑賞です。
白銀高輪で開かれる「天の川蛍祭」は、町の商店街・白金プラザ会が主催する子どもたちのためのイベント。メインのホタル鑑賞では、強い光を放つ500匹のゲンジボタルを見ることができます。子どもたちが遊べる縁日も開かれていますよ。

日時:2019年6月29日(土)・30日(日)

場所:港区白金1-17-1

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よみうりランド (東京都稲城市)

閉園後の遊園地と聞くとワクワクしてきませんか?初夏の夜、読売ランドはホタルを見たいゲストたちのために「ほたる・ねぶたの宵」を開催しています。溢れる緑と重要文化財が調和する「聖地公園」で、野生のホタルを鑑賞できます。
ホタルの他に、飾り付けされた笹のライトアップや、青森「ねぶた祭」で有名なねぶたの展示を見ることができますよ。様々な光を見比べられる、楽しいイベントです。

日時:6月上旬〜6月下旬

場所:稲城市矢野口4015-1 よみうりランド聖地公園

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ホテル椿山荘

東京でホタル鑑賞を楽しもう!6

「ホタルが暮らせる環境づくり」に取り組んできたホテル椿山荘。今ではゲンジボタル鑑賞の定番スポットとして人気です。涼やかな流水音を聞き、あちこちで灯る光の粒を眺めながら、庭園を散歩することができます。
通常の鑑賞時間が過ぎた後の庭園を散策できる限定プランでは、深い森を探検するようなファンタジックな気分になれますよ。また、ホタルの舞う庭を眺めながらディナー・音楽鑑賞ができる特別なプランなども開かれます。

時期:毎年5月下旬〜6月
ホタルの夕べディナービュッフェ 2019年開催情報
2019年5月17日(金)〜7月7日(日)
場所:文京区関口2-10-8 ホテル椿山荘

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おとめ山公園 「ホタル観賞の夕べ」

東京にいることを忘れてしまいそうになるほど、みずみずしく潤った緑地・おとめ山公園。2003年には公園の湧き水が「東京の名湧水57選」に選ばれ、土地の清らかさが改めて証明されました。
そんな、綺麗な水が自慢のおとめ山公園ではホタルの飼育が行われており、年に1度の夏の時期に「ホタル観賞の夕べ」というイベントで公開されています。
光り輝く成虫はもちろん、おとめ山公園だからこそ見られる、ホタルの幼虫を観察することもできます。

時期:毎年7月上旬頃
 (2019年度の開催日時未確認)
場所:新宿区下落合2−10 おとめ山公園

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足立区生物園「ホタルの夕べ」「昼のホタル観賞会」

東京でホタル鑑賞を楽しもう!7

足立区生物園といえば、陸の動物に、魚や貝などの水中生物、さらに昆虫まで見ることができる生き物の楽園です。
そんな生物園ではもちろん、ホタルを見ることもできます。
同園の屋内(ピッカリーニの部屋)に設置された2メートル四方の大きくて透明な「ホタル見BOX」箱の中で約600頭のゲンジボタルが舞う様子が美しいと毎年大好評です。さらに、ホタルの秘密やお家での飼い方などを聞くこともできます。また、日本では見られないとっても珍しいホタルを見ることもできるそうですよ。
また、足立区生物園では、昼の鑑賞会も開催。ゆっくり座って、ホタルの幻想的な光を観察できるそうですよ。

日時:ホタルの夕べ 2019年6月6日(木)〜6月9日(日)

昼のホタル観賞会
2019年6月15日(土曜日)
2019年6月16日(日曜日)
2019年6月22日(土曜日)
2019年6月23日(日曜日)
2019年6月29日(土曜日)
2019年6月30日(日曜日)
2019年7月6日(土曜日)
2019年7月7日(日曜日)
各日の午後1時から午後4時。※30分おきに7回開催(各10分程度)
場所:足立区保木間2-17-1

昼の鑑賞会 詳細

夕やけ小やけふれあいの里

東京でホタル鑑賞を楽しもう!8

八王子にある「夕やけ小やけふれあいの里」は、動物とのふれ合いや、農業体験などをしにきた親子連れで賑わっています。涼やかな水辺の多い園内はホタルが暮らすのにちょうどよく、夏に差し掛かるとホタルたちが光る様子見ることができます。
通常営業後に解放された園内には、ホタルを見にくる子どもたちでいっぱいです。食事や休憩ができる施設もあるため、暗くなるのをゆっくり待つことができますよ。

日時:2019年6月9日(土)〜6月24日(日)
18時~21時
場所:八王子市上恩方町2030

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蛍について親子で、学ぶなら、この絵本・本がおすすめ

ほたるホテル―やなぎむらのおはなし (こどものとも傑作集

「やなぎむら」のホタル・ピッカリさんが、夏にだけ開く「ほたるホテル」は、毎年たくさんの虫たちがお泊りにきます。ホテルの自慢はツユクサ、フジなどの多様な植物から手作りした、寝心地バツグンのベッド。さらに、柳の枝に止まったホタルたちが一斉に輝く様子が、虫たちを癒します。しかしある日、虫たちの憩いのホテルに荒くれもののカエルがやってきて…。
虫たちは力をあわせてホテルを守りますが、いったいどんな方法でカエルを追い払ったのでしょう?ぜひお子さんと一緒に驚きを楽しんでくださいね。


ホタルホテル
価格:972円(2019/6/11時点)

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ホタル―光のひみつ (科学のアルバム)

ホタルはどうして光るの?どうやって生まれて、何を食べて暮らしているの?オスとメスはどうやって見分けるの?お子さんが感じる「ホタルの謎」をすべて解決してくれるのがこの本です。
ホタルの一生を大きな写真や図・イラストを使って解説してくれます。せっかくホタル鑑賞に行くならホタルのこを知ってから行くと、より深くホタルを理解できるかもしれませんね。虫が好き!というお子さんのいるご家族におすすめの一冊です。


ホタル―光のひみつ
価格:1,620円(2019/6/11時点)

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まとめ

多くの人にホタルを見てもらいたい、という人々の働きかけのおかげで、東京都内だけでもこんなにホタルを鑑賞する機会が増えました。夏にしか見られない光の絶景を親子で楽しんで、絆を深めてみてはいかがでしょう。きっと夏をもっと好きになりますよ。

UZUZU編集部

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