日本の伝統「九谷焼」をもっと身近に! ポップで可愛いKUTANI SEALとは?【親子でアート&工作】

工作・アート

2019年10月31日 text by:黄野いづみ

日本の伝統「九谷焼」をもっと身近に! ポップで可愛いKUTANI SEALとは?【親子でアート&工作】

九谷焼を「もっと皆さんの身近に」という思いから生まれた九谷焼の転写ブランド「KUTANI SEAL」。なんと、“自分だけの九谷焼”が作れるシールなのです! 日本の伝統工芸に触れ、その魅力を身近に感じることができる「KUTANI SEAL」をご紹介します。

KUTANI SEALとは?

「九谷焼」と言えば、石川県を代表する伝統工芸。日本はもちろん、海外のファンも多い九谷焼の特徴は、「上絵付け」。職人が筆で描く美しい絵は九谷焼の魅力です。ですが、あらかじめ印刷された文様をシールのように器に貼付ける、という技術もあるのです。その転写技術を身近に体験することができるのが、「KUTANI SEAL」なのです。

石川県金沢市内にある「八百萬本舗」では、KUTANI SEALのワークショップが開催されており、オリジナルデザインの器を作ることができます。

「金沢に足を運ばないとできないの?」という方もご安心を。転写シールを使って自分だけの九谷焼を作ることができる工作キットが用意されており、自宅でじっくりとデザインを考えることもできるのです。

クタニシール・キットを手に入れ、自分だけの九谷焼を作る!

オンラインショップで購入できるクタニシール・キット。花形皿、マグカップ、ごはん茶碗の3種類、デザインは大黒さまと恵比寿さまの2種類が用意されています。注文すると、このようなボックスで届きます。

中には、クタニシールと器。

このシールを、好きなように切って、自由に貼っていきます。

少しコツがいりますが、小さなお子さまでも作業可能です。

デザインを考える時間がとっても楽しい! どんなときに使おうかな、誰かにプレゼントしようかな、と、想いを巡らせます。

シールを貼り終え、絵柄の周りに黄色い部分がありますが、これは焼くと消えるので、最終的にどのように仕上がるのか、まだ分かりません。

焼き上がりまで2~3週間。完成した作品は?

できあがった器を、また金沢のショップに送ります。そして待つこと2~3週間。

焼き上がって手元に戻ってきます。ポップで可愛く、遊び心溢れる作品が完成! 作る人によって、ひとつひとつデザインが違います。

まとめ

日本の文化や伝統は、子ども達にも伝えていきたいもののひとつ。ちょっと難しいかな、と感じるかもしれませんが、伝統を大切にしながらも、時代やニーズにあわせて新しい取り組みをしているところも少なくないので、ぜひ、親子で触れてみてください。

自由な発想から生まれる新感覚の九谷焼。この体験をきっかけに、伝統工芸にも興味がわくはず。お子様と一緒に、KUTANI SEALを試してみては?

KUTANI SEAL
http://www.kutaniseal.com

ライター 黄野いづみ 

10年間の出版社勤務を経て独立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、遊びの提案、豊かな感性や表現力、発信力の育成、子どもの心を育むコミュニティ運営などを展開中。ママそらディレクター、ピープルビヨンド(株) 取締役。2010年生まれの男の子&2016年生まれの男の子、二児の母。

http://mamasola.net/

ライター 黄野いづみ

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