2024年12月26日 text by:黄野いづみ
水引でしおりを作ろう【簡単工作】
日本の伝統的な装飾紐「水引」。今回はお正月シーズンにちなんで、和を感じる水引を使った工作をご紹介します。非常に縁起の良い結びと言われるあわじ結びをベースにしたしおりは、この時期の贈り物にもぴったりです。
水引とは?
水引は、日本の伝統的な装飾紐で、贈り物や封筒(祝儀袋や不祝儀袋など)の飾りとして使われます。細長い和紙をこより状にして作り、それに糊を塗り固めたものが一般的で、絹糸や金銀の装飾も施されることがあります。
結び方や色にも意味があるのですが、その中のひとつあわじ結びは、基本的な結び方のひとつで、非常に縁起の良い結びとされています。その結び方や意味から、祝い事やお礼、感謝を伝える際によく使われています。「結び目を引けば引くほど強く結ばれる」ことから、「固い絆」「永続的な縁」を象徴していると言われています。
準備するもの
・水引3色以上
・リボン
どちらも、セリアやダイソーなどの100均ショップで入手できます。
水引のしおりの作り方
1.3本(3色)の水引を準備します。写真のように、輪を作ります。その際、右側からの水引をもう一方の上に重ねます。
2.1で上に重ねた右側からの水引を写真のようにぐるっと回します。この際も、上に重ねます。(紐の下には通しません)
3.左側から出ている水引を下に持ってきます。
4.写真のように、まずはAの箇所で下に通り、次は上、その次は下、最後は上、の順で通していきます。
5.あとは内側の紐から1本ずつゆっくりと引き、形を整えます。これであわじ結びの完成です。
6.次は連続あわじ結びを作ります。1と同様に、右側の3本と左側の3本を重ねます。
7.2同様に、くるりと丸めます。
8.3同様に、紐の下、上、下、上になるように結びます。
9.形を整えます。これで2連続のあわじ結びができました。
10.6本をひとつにまとめ、そのうちの1本を巻き付けて結びます。
11.余分な部分を切って長さを調整します。
12.写真のようにリボンを通します。
13.リボンの端もきれいに整えたらしおりの完成です。
まとめ
シンプルながらも華やかな形状をしており、水引細工の基本形としても学びやすいあわじ結び、いかがだったでしょうか? 水引の長さや整え方(きつく結ぶかどうか)によっても、できあがりが変わってきます。長さがあれば、3連続、4連続もできるので、ぜひ、作ってみてください。
新年のご挨拶やお友達へのプレゼントとしてもおすすめです。
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