子連れに優しいシンガポール。子どもと一緒に訪れたいおすすめスポット【シンガポールの子育て】

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2019年5月1日 text by:永原薫

子連れに優しいシンガポール。子どもと一緒に訪れたいおすすめスポット【シンガポールの子育て】

世界各国で子育てしている日本人ライターや現地の方に、現地の子育て事情や、その国ならではの雰囲気を伝えてもらう「世界の子育て」シリーズ。今回はシンガポールにお住まいのKAORUさんに、シンガポールのおすすめ子連れスポットについて語っていただきました。

シンガポールは小さな国ですが、建築、アート、自然、文化…… など、いろいろな魅力に溢れています。大人にとっても刺激的な国ですが、子連れ旅行にもおすすめ。今回は、子どもと一緒に楽しめるおすすめスポットをご紹介します。

動物との距離が近い「シンガポールZOO」

シンガポールの動物園と言えば、「ナイトサファリ」が有名ですよね!
実は、シンガポールには、ナイトサファリ、シンガポールZOO、リバーサファリ、ジュロンバードパークと4つの動物園があり、ジュロンバードパーク以外の3つは全て隣接しています。

チケットはそれぞれ買うこともできますし、共通チケットなど少し割引きチケットもあります。
当日窓口で購入するよりも、安価で提供している「Voyagin ボヤジン」で事前購入もおススメです。

小さなお子様も大人も楽しめるオススメ動物園は【シンガポールZOO】。
シンガポールZOOの楽しさは、何と言っても体験型動物園と言うように、動物との距離の近さが子どもの心をワクワクさせてくれます。

入園すると、まず、放し飼いのお猿さんがお出迎えです。何種類かのお猿さんが足元まで来て間近で触れ合うことができます。

シンガポールZOO内の動物達は低い柵の中でゆったりと飼育されているため、お猿さんは自由に観光客の頭上の木々を移動して遊んでいたり、キリンに餌やりをすることもできます。

柵からニョキ~と首を伸ばして目の前まで頭を出してくれるキリンに、バケツから人参を出しての餌やりは、迫力満点の楽しみ方でお子様も大喜びです。
餌やりを希望の場合は事前に餌代を購入しておきます。

また目玉として、4種類の動物達のショーが午前午後にあるので、ショーの時間を確認して回るのも良いですね。

敷地がとても広いシンガポールZOOなので、午前中からの入園をオススメします。

シンガポールZOOに続いてお子様とのご旅行でオススメスポットは、まだまだあります。

自然の美しさに感動「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」

大人にも大人気の観光名所「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。
ガイドブックにも必ず紹介があるこちらでは、無料のガーデンエリアのほか、有料のフラワードーム内ではテーマを変え、世界の植物をゆっくり見て回ることができます。

そして、「天空の城ラピュタ」を彷彿させる「クラウドフォレスト」ではマイナスイオンたっぷりの気持ちの良い空気を感じられるような滝が上から落ち、下の方ではミストを浴びることができるようになっています。

スカイウォークを歩きながら、ドーム内でよく手入れされた様々な植物を見て回ることができます。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの象徴とも言えるスカイツリーグローブの2本を繋いだ地上からの高さ22mの「OCBCスカイウェイ」は、高所恐怖症の方はドキドキスリルを感じるかもしれませんが、広大に広がる、まるでジャングルのようなガーデンズ・バイ・ザ・ベイの景色を上から眺めることができる絶景スポットです。スカイウェイはお子様でも安心して歩けるところなので、ちょっとスリルある高さを楽しんでみてはいかがでしょうか。

そして、お子様に最もオススメのエリアが、無料で楽しめる2〜12歳を対象とした【チルドレンズ・ガーデン】エリアです。

ここでは、自然の木々の中に絡まるように作られたツリーハウスや、トレイル、遊具があったり、暑さでグッタリしてきたお子様も目を輝かすような水遊び場が充実したエリアです。
必ず水着とタオルを持参して遊びに行きましょう。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ もVoyaginボヤジンで割引チケットを購入することができるので、事前にチェックしておきましょう。

美しい夜景を楽しめる「リバークルーズ River Cruise」

シンガポールはお子様でも夜まで楽しめる遊びがたくさんあります。

その1つリバークルーズです。リバークルーズからは、歩いて観光するのとはまた違うアングルから様々な有名観光名所を眺めることができます。

所要時間が40分間、マリーナベイサンズやマーライオンのあるマリーナ湾、ナイトスポットとしても有名なネオンの綺麗なクラークキー・ボートキー、シンガポールの金融街で、ビルの夜景がとても煌びやかなシェントンウェイ、シンガポールの代表的なホテルの1つ、クラシックで由緒あるフラトンホテル、と数々の見どころをクルーズしながら観光することができる楽しさがあります。

オススメの時間帯は、やはり少し暗くなってきた頃。
9:00〜22:30まで20〜30分毎で運行していますが、お子様連れのおすすめタイムは19:00の便です。

19:30と20:30の便では、マリーナベイサンズの20:00と21:00のレーザーショーをクルーズから眺めることができるナイトクルーズになるため、通常料金よりも少し高くなりますが、19:00の便はナイトクルーズではないので、混雑もあまりなく乗船でき、徐々に日が落ちてくるので、ネオンや夜景の美しさも満喫できる時間帯です。

船の座席は屋根がある席と屋外の席がありますが、屋外の席の方が、断然景色を楽しむことができます。
夜になっても寒くないシンガポールなので、夜風を気持ちよく感じながら、お子様と一緒に至福のひとときを。

お洒落なリゾート「セントーサ島 シロソビーチ」へ

番外編としてオススメなのが、セントーサ島にあるシロソビーチの「コースト ビーチバー Caostes 」。私も3歳の息子も、ここでまったりと過ごす時間が大好きです。

セントーサ島へは、マウントフェーバーからケーブルカーに乗って移動しますが、セントーサ島がだんだんと近づいてくると、ワクワク感が高まります。

コースト ビーチバーは、カジュアルなリゾートに来たような印象を受けるところで、お洒落な雰囲気たっぷりです。

水際にはデッキチェアやサンベッドも完備されており、砂浜で砂遊びをしたり、海に入ったりしながら、ピザやパスタ、ハンバーガーなどランチをしながら遊ぶことができます。

シャワールームも完備されているのが嬉しい点です。お洒落な欧米人も多く、家族で訪れている人たちが大半なので、シンガポールから急にリゾートへ小トリップしたような感覚も味わえます。

まとめ

シンガポールは、人も街や観光名所の作りも子どもにとても優しい国です。道も広く、ベビーカーでも歩きやすいのはもちろん、みんな子どもに優しく接してくれる、温かくて素晴らしい国です。

子ども用品も充実しているので、何か急に買いたいと思ったらすぐに手に入るので、小さなお子様連れでも安心して滞在できます。ぜひ、赤ちゃん、お子様と、キッズフレンドリーなシンガポールへのご旅行プランを立ててみてくださいね!

KAORU シンガポール在住4年、一児の母。 渡星前は、メイクアップアーティストとして活動。大学卒業後、撮影現場にて、大手広告、ポスター、CMに携わる。 シンガポールで妊娠出産し、現在3歳の息子を子育て中。 子育てママとしての新たなステージに立ち、シンガポールにてメイクアップ活動を再開。 ライフステージの変わる女性へ、美とマインドのサポートを提供中。

KAORU

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