2018年12月26日 text by:はるこ
ロンドンで子供と絶対行きたい観光スポット 5選 〜 博物館から国立公園、アフタヌーンティまで!【ロンドンの子育て】
ロンドンで子供が喜ぶ場所といえば、”博物館(ミュージアム)”と”王立公園”。 中心地にあるとは思えない公園は本当に広大で、自然があふれています。
物価の高いロンドンにおいて、ほとんどが入場料が無料なのも魅力的です。
世界の子育てシリーズ。今回は、ロンドン在住ライターのはるこが、子連れでも楽しく効率的に観光できる スポット・おすすめの 遊び場 をご紹介します。
子供や赤ちゃんに優しい街、ロンドン。ぜひ、次の旅行のプランに入れてみてください。
INDEX
テムズ川クルーズで名だたる名所を船上からウォッチ
ロンドン市内を流れるテムズ川沿いにはたくさんの名所があります。船ならば座っているだけで、ビックベンやロンドン・アイなどを海上から見ることができます。タワーブリッジを船でくぐるのも面白いですよ。
テムズ川を運航する小型船は沢山種類がありますが、テムズ・クリッパーズは19ヶ所 の乗船場(ピア)で乗り降りが可能で、事前予約不要。安価なチケットもあります。好きな場所で途中下船し、観光するのもよし。終着駅のグリニッジまで足を延ばすのもよし。グリニッジは世界標準時刻の基準となる旧王立天文台があることで有名な港町で、ロンドンとはまた違う雰囲気を味わえるでしょう。
他にもクルーズランチやアフタヌーンティーなどがついているクルーズ船もありますよ。もちろん、ベビーカーもOKです。
ロンドン自然史博物館 Natural History Museum
恐竜や動物、海の生き物など、子供が喜ぶ展示がたくさんある自然・生命・動植物の巨大博物館です。
中でもメインエントランスに飾られている巨大なクジラの化石には子供もびっくりするでしょう。恐竜のコーナーは列ができるほどの人気。説明がわからなくても動物の剥製・標本が多いので視覚的に楽しめます。
他にも昆虫や地層、鉱物、人体など1日で回るのが難しいほどの展示量です。館内マップを入手して、好みのエリアから回ってください。博物館内にはカフェやレストランもたくさんあります。動く恐竜がいるレストランは大人気!非常に混んでいますが、キッズメニューを頼むと食事が運ばれてくる前に迷路や塗絵などのセットがもらえます。お土産売り場も非常にユニークで動物・恐竜グッズなどが充実しています。
生き物が好きな子供なら一日中楽しめるはず。ロンドンでも超人気の博物館なので、ぜひ朝一の入場を目指して行ってください。入館料は無料。
ロンドン科学博物館 Science Museum
航空科学から医療、産業技術などあらゆる技術にまつわる歴史をユニークな展示で知ることができます。
堅苦しい説明だけではなく、子供にわかりやすく”体感”できるのがこの博物館のよいところ。私も3才の子供をつれて、年に何度も訪れています。
地下には小さな子供が楽しめる、水の流れを体感するコーナーがあります。定期的に科学をテーマにしたショーも開催されます。洗剤を調合して割れにくいシャボン液を作り四角いシャボン玉を飛ばすなど、とても面白いので時間が合えば必見です。
また、ワンダーラボ(実験室)は子供が見て、触って楽しめるコーナー。子供が楽しそうに興じていたのは、2人が水飲み台をはさんで向かい合い「すこし」か「噴射」ボタンを押すと、相手の顔に水がかかるゲーム。これは確率と心理の理論を模したゲームです。こうした自分の体感から疑問をいただき、勉強するきっかけになるのですね。
ぜひ科学をエンターテインメントとして子供と楽しんでみてください。 入館料は無料(ワンダーラボのみ有料)。
リージェンツパーク Regent's Park
大きな池に日本で見かけない巨大な水鳥や白鳥がたくさん住んでいて、餌をあげるのがとても楽しい公園です。リスも多く見られ、愛らしいルックスに子供は大喜びでしょう!夏にはボートに乗ったり、芝生で日光浴やピクニックをする人も多く、ロンドンの憩いの場所です。
バラの季節に訪れたなら、円形のバラ園は必見です。併設カフェのテラスでとる食事は大人も子供も楽しい気分になるはず!キッズメニューはもちろん、ビールサーバーや窯焼きピザもあり、ゆっくり過ごせます。
公園の端にはロンドン動物園があります。ここはハリーポッターの映画ロケ地で、ハリーがヘビと会話するシーンに使われた爬虫類館がありますよ。
また、プレイグラウンドと呼ばれる遊具エリアも充実しています。 木製の遊具の下には白い砂浜や木屑がひいてあります。素足で遊ぶ子も多く、さながら子供専用のビーチのようです。
なお、プレイグラウンドはロンドンの有名な公園には必ずあります。広い公園内に位置することが多い、王室関係の宮殿や庭園を訪れた際には公園マップで探して行ってみてください。
王立空軍博物館 Royal Air Force Museum
イギリス空軍機が大量に展示されている博物館です。
大きなドーム内に、巨大な飛行機が100機以上も陳列されています。日本ではあまり見られない戦闘機や様々なタイプの飛行機を間近で見ることができます。操縦席に乗れるコーナーもあり、子供は大興奮です!
爆撃を受けた機体などの惨劇を展示しているコーナーも迫力があります。小学生以上には戦争について話す良い機会になることでしょう。
また、館内のカフェでは機体をバックにサンドイッチなどの軽食が楽しめます。
ロンドン北部の郊外になりますが、足をのばす価値があるでしょう。
(番外編) 植物園の中でアフタヌーンティー バービガン・センター
最後に番外編のおまけスポットをひとつ。ロンドンのオフィス街の一角に、知る人ぞ知る”熱帯植物に囲まれたアフタヌーンティールーム”があるんです!
劇場やギャラリーなどが併設されている複合文化施設バービカン・センター内にはロンドンで2番目に大きい巨大な温室があり、中では南米やアフリカの珍しい熱帯植物がたくさん。学術的にも貴重なこの温室は日曜日だけの限定公開。その中で味わうアフタヌーンティーは、とても人気があります。
植物エリアとカフェに仕切りはなく自由に行き来できるので子供たちはスイーツでお腹一杯になったら植物園を散策と飽きることがありません。
スイーツのレベルも高く、スパークリングワイン付きで35ポンド(5,000円相当)です。ぜひ予約して訪れてみてください。
まとめ
ロンドンで子供が喜ぶ場所といえば、”ミュージアム”と”王立公園”です。
今回紹介した以外にもたくさんあり、物価の高いロンドンにおいて、ほとんどが入場料が無料なのも魅力的です。
静寂で堅苦しいイメージはなく、子供向け展示やイベントも充実していますよ。 中心地にあるとは思えない公園は本当に広大で、自然があふれています。
子供や赤ちゃんに優しい街、ロンドン。ぜひ、次の旅行のプランに入れてみてください。
ライター はるこ
ロンドン在住2児の母。夫の転勤で渡英し、3才男の子を現地の幼稚園へ通わせながら、1才女の子を育児中。
UZUZU[ウズウズ]で、ロンドンの子育て情報を取材・レポートしています。