自由研究や夏の工作にもおすすめ! スケルトンリーフを作ろう【簡単工作】

工作・アート

2021年7月31日 text by:黄野いづみ

自由研究や夏の工作にもおすすめ! スケルトンリーフを作ろう【簡単工作】

葉っぱの葉脈だけを残した標本「葉脈標本(スケルトンリーフ)」を作ってみましょう。透明で繊細な標本は、色を付けたり、しおりにしたり、額に入れたり、楽しみ方色々。夏の工作や自由研究としてもおすすめです。

スケルトンリーフって何?

葉っぱの葉肉部分を溶かして、葉脈だけを残した葉脈標本、スケルトンリーフ。特別な薬剤が必要、あるいは、作り方が難しいと思われがちですが、家庭で用意しやすい材料で簡単に作れることができます。今回は、お料理やお掃除にも重宝する、重曹を使って標本作りをしてみましょう。透明で繊細な標本は、色を付けるとさらに美しく仕上がります。葉脈の様子もよく分かるので、夏の自由研究や工作として学校に提出しても良いでしょう。

使う葉っぱは、厚みのあるものを選びましょう。根気強く、葉肉を取り除いて葉の種類による葉脈の違いを観察してみてくださいね。

用意するもの

・葉っぱ(厚みのあるもの)
・重曹
・漂白剤
・食紅

・鍋(アルミ以外)
・歯ブラシ
・ゴム手袋

スケルトンリーフの作り方

1.まず、葉っぱを集めましょう。ヒイラギやナンテンなど、厚みがあって硬い葉がおすすめです。

2.鍋にお湯を沸かします。一旦火を止め、濃度10%の重曹を加え、溶かします。(お湯500mlであれば、重曹50g)

3.重曹が溶けたら、葉っぱを入れ、約1時間じっくり煮ていきます。葉が浮いてくるので、たまに裏表、ひっくり返しながら煮ましょう。

4.葉が柔らかくなったら取り出して水で洗います。少し水を入れた皿に葉っぱを乗せて、歯ブラシで葉っぱをこすります。最初は少し強めに、葉脈が見えてきたら優しくこすり、葉肉を取り除いていきます。

5.葉脈標本ができました。このままでも良いのですが、今回は色を付けましょう。まず、葉っぱをキッチンハイターなどの漂白剤に漬けましょう。強い薬剤を使うときは、ゴム手袋をしてください。

6.白くなったら、一度水で洗い、好きな色の食紅に浸します。

7.色が付いたら出来上がり! キッチンペーパーなどに包んで、上から重しを置き乾かします。繊細なスケルトンリーフの完成です。

まとめ

何の変哲もない葉っぱが、美しい姿へと変化するスケルトンリーフ。ポイントは、葉が柔らかくなるまでじっくり煮ることと、丁寧に葉肉を取り除くこと。歯ブラシは、葉の表、裏、両側から当てながら葉脈を傷付けないように気を付けましょう。根気が必要なので、焦らず行いましょう。

出来上がったスケルトンリーフは、そのままだと弱いので、台紙に貼り付けるなどすればしおりとしても使えます。額に入れて飾るのもおすすめです。
ぜひ、お試しください。

ライター 黄野いづみ 

10年間の出版社勤務を経て独立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、遊びの提案、豊かな感性や表現力、発信力の育成、子どもの心を育むコミュニティ運営などを展開中。ママそらディレクター、ピープルビヨンド(株) 取締役。2010年生まれの男の子&2016年生まれの男の子、二児の母。

http://mamasola.net/

ライター 黄野いづみ

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