ぶどう染めでエコバッグを作ろう!【親子工作】
自然の色合いが美しい草木染め。今回は、旬のぶどうの皮を使って、白いTシャツを染め、エコバッグを作ってみました。少し手間がかかりますが、だからこそ出来上がりの喜びもひとしおです。。難しい作業ではないので、ぜひ、お子様と一緒にお楽しみください。
ぶどうが美味しい季節になりました。
美味しくいただいた後に残るのは、ぶどうの皮。捨ててしまう部分ですが、これを利用して草木染めにチャレンジしてみましょう。草木染めができるのは、シルクや綿などの天然素材。ポリエステルなどの化学繊維は染まりません。また、草木染めはタンパク質に反応して染まるため、植物繊維の綿は染める前に下処理が必要です。(天然繊維には絹のような動物繊維と綿のような植物繊維があります)
今回は、綿の白いTシャツをぶどうの皮で染めてエコバッグを作りました。下処理の方法もご紹介するので、お試しください。
用意するもの
・白いTシャツ(綿100%)
・ぶどう(巨峰やピオーネなど色の濃いもの)の皮 4~5房分
・豆乳
・ビー玉またはスーパーボール
・輪ゴム
・焼みょうばん
その他、必要なもの
・お鍋
・ボウル
・ミシンまたは針と糸
ぶどう染めのやり方
1.Tシャツを用意し、袖、首回りをカットします。
2.綿は染める前に下処理(タンパク処理)が必要です。豆乳を水で倍に薄めた液に、Tシャツを浸し、20分くらい置きます。その後、軽く(約30秒)脱水し、干して乾かします。
3.Tシャツが乾いたら模様を付けます。ビー玉を包んで輪ゴムでしっかり留めれば、輪ゴムの部分のみ染まらず、丸い模様ができます。その他、好きな模様をデザインしてみましょう。
4.ぶどうの皮を4~5房分用意します。一度に集めるのは難しいと思うので、食べたときに皮を冷凍しておくのがおすすめです。
5.お鍋にぶどうの皮を入れ、皮がひたひたになるくらいの水を加えて火にかけます。沸騰手前の状態で約20分煮出します。
6.色がしっかり出たら、皮をお鍋から取り除きます。その液の中にTシャツを浸し、約20分煮て染めます。火を止め、さらに半日~1日置くとしっかり染まります。
7.染まったら、Tシャツを軽く絞り、色止めや発色のために焼みょうばんを溶かした液に浸します。焼みょうばんは、約3gを熱湯でしっかり溶かしたあとにお水1Lを加えて作ります。
8.15分くらい置いたら絞って、模様を付けるのに使ったビー玉などを外します。
9.軽く脱水して干します。乾けば草木染めのTシャツが完成!
エコバッグを作ってみよう!
10.9で作ったTシャツを裏返し、左右を真ん中に向かって折ります。
11.裾の部分を横一直線に縫います。その下にもう1本同じように縫い強度を高めます。
12.縫った線の下を切り落とします。表にひっくりかえせば、エコバッグの完成です!
まとめ
今回は、ぶどうの皮を使った草木染めを楽しみましたが、ナスの皮、たまねぎの皮などを使って染めることができます。また、Tシャツではなく、ハンカチやスカーフなどを使うのもおすすめです。ぜひ、いろいろな染め物にチャレンジしてみてくださいね。
ライター 黄野いづみ
10年間の出版社勤務を経て独立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、遊びの提案、豊かな感性や表現力、発信力の育成、子どもの心を育むコミュニティ運営などを展開中。ママそらディレクター、ピープルビヨンド(株) 取締役。2010年生まれの男の子&2016年生まれの男の子、二児の母。
http://mamasola.net/
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