2022年8月31日 text by:黄野いづみ
絵の具と刷毛でカラフルな蝶を描こう【簡単親子工作】
絵の具で絵を描くとき、筆を使うことが多いと思いますが、刷毛を使ってカラフルな絵を描いてみましょう。偶然が作る美しさでもありますが、実はちょっとした計算も?! 水彩絵の具と刷毛を使った面白いアートをご紹介しましょう。エリック・カール風の素敵なアートが簡単に出来上がり!ぜひ親子でお楽しみください。
刷毛を使って自由に描く
普段は絵筆を使うことが多いと思いますが、今回使用したのは、幅広の刷毛。絵を描く、というよりも、色を大胆に塗って作品を作っていきます。作り方は簡単。紙の上に置いた絵の具を刷毛でなぞるだけ。どんな作品に仕上がるのかは、最後まで分かりません。でも、絵の具の置く位置や刷毛の動かし方で、イメージが変わってくるので、それらを意識してみるとより楽しくなります。
準備するもの
・白い画用紙
・黒い画用紙
・水彩絵の具
・刷毛
・はさみやカッターナイフ
・のり
刷毛を使ったカラフルな蝶の描き方
1.白い画用紙と黒い画用紙を同じくらいのサイズにカットします。白い紙の方は少し小さめでもOK。
2.黒い画用紙に蝶の絵を描き、切り抜きます。
3.白い画用紙に、絵の具をチューブから直接出して置きます。好きな色を、好きな場所に出していきましょう。
4.刷毛を準備します。
5.白い画用紙の絵の具を、刷毛でやさしくなでます。このとき、全部の色が混ざりきらないように注意しましょう。
6.白い画用紙いっぱいに色を広げましょう。
ここでポイント!
自由に塗ってももちろん良いのですが、“最終形”の蝶をイメージして、真ん中から外側に向かって色が展開されるようにしたり、真ん中だけ特別な色合いにしたりすると美しくなります。
7.6が乾いたら、2で作った黒い画用紙にのりを塗り、白い画用紙に重ね、貼り合わせます。
カラフルな蝶の完成!
とっても簡単なのですが、アーティスティックな作品に仕上がりました。
まとめ
絵の具と絵筆で描くだけではない、新しい手法をご紹介しました。
黒い画用紙に絵を描き切り抜く部分は大人の手が必要ですが、絵の具を刷毛で塗るパートはお子様の自由な発想で。作っている途中はどんな風にできあがるのか分からないため、最後に黒画用紙を重ねたときは、わ~!と感動します。
今回は、蝶を描きました、どんな絵でもOKです。
ぜひ、お子様と一緒に楽しんでみてくださいね。
ライター 黄野いづみ
10年間の出版社勤務を経て独立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、遊びの提案、豊かな感性や表現力、発信力の育成、子どもの心を育むコミュニティ運営などを展開中。ママそらディレクター、ピープルビヨンド(株) 取締役。2010年生まれの男の子&2016年生まれの男の子、二児の母。
http://mamasola.net/