折り染めした和紙でブックカバーを作ろう【簡単工作】

工作・アート

2024年3月1日 text by:黄野いづみ

折り染めした和紙でブックカバーを作ろう【簡単工作】

折り染めでオリジナル和紙ブックカバーの作り方・工作をご紹介。和紙を折りたたんで幾何学模様の色を付け、その紙をブックカバーにしてみましょう。ひとつひとつ表情が違う、美しいブックカバーで、読書タイムが楽しくなるかも。

「板締め絞り」をより簡単に。折り染めを試そう

日本の伝統的な染色方法のひとつに、「板締め絞り」があります。これは、折りたたんだ生地を、2枚の木の板に挟んで染める、染色技法のひとつです。今回は、和紙を使い、板締め絞りを簡単にした染色を楽しんでみましょう。用意するものは、和紙と絵の具。(そのほか必要なものは「準備するもの」でご確認ください)身近なもので作れるので、ぜひ、親子で遊んでみてください。

準備するもの

1.和紙
2.水彩絵の具
3.絵の具を入れる容器
4.竹串など、絵の具を混ぜるもの
5.両面テープ

折り染めブックカバーの作り方

1.和紙を準備します。端から、2~3㎝幅に蛇腹折りにしていきます。このとき、折り目をしっかりとつけましょう。

2.細長くしたら、さらに、長い辺も蛇腹折りします。

3.容器に絵の具を入れ、水を加え、濃いめの色水を作ります。

4.2で折った和紙を強く押さえながら、一部分、色水に浸します。

5.別の箇所も別の色水に浸します。

6.水気を切り、しばらくそのままにします。

7.ゆっくりと開いていき、乾かします。破れやすいので注意しましょう。

8.乾いたら折り染めの出来上がりです。

9.ブックカバーを作っていきます。好きな本を用意して、縦の長さに揃え、8の和紙の上下を折ります。

10.本にかぶせて、左右の長さも測り、大きさに合わせて端を内側に折ります。

11.左右の折り曲げた部分を、両面テープで貼ります。

12.ブックカバーの完成です。左右のポケットになった部分に本の表紙、裏表紙を差しこみましょう。

まとめ

大好きな本専用のオリジナルブックカバーができました。使用する色、色水の濃さ、浸し方などで、出る模様が変わります。たくさん作って、お友だちにプレゼントするのも良いですね。ぜひ、お試しください。

ライター 黄野いづみ 

10年間の出版社勤務を経て独立。「子どもの輝く未来のために、子どもの心を育み親子でHAPPYに!」をコンセプトに、遊びの提案、豊かな感性や表現力、発信力の育成、子どもの心を育むコミュニティ運営などを展開中。ママそらディレクター、ピープルビヨンド(株) 取締役。2010年生まれの男の子&2016年生まれの男の子、二児の母。

http://mamasola.net/

ライター 黄野いづみ

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